トークは本題、『ユリシス』について
オーストラリアは広大で、解放感に溢れていたそうです
スケジュールはハードで、睡眠時間が2〜3時間の日が続いたんですが(睡眠第一の工サンにはキツイですねι)、おかげで(?)疲れは溜まらなかったそうな
仲良しのお2人はずっと同室で、撮影中もそれ以外でも顔突き合わせっぱだったけど、ちっともイヤじゃなかったとか
「撮影中、面白かった事やハプニングは?」
「ありまくりですよーハプニングとか(笑)」とお2人
「セリフとか、ほとんどアドリブだったんですけど、(ドライブ中のシーンで)初恋の人の話してるトコ、ホントに“〇〇さん”(一応、伏せで)って言っちゃってるし(笑)」
サライが、初恋の女の子に久々に会ったら太っててショックだった、と作中の雑談シーンで言うんですが、アレ実話なんですよーと工サン
本人にに見られたらどうしよう…と苦笑しますが、林さんが、
「○○さん、ココ(Zepp)で観てたりして(笑)」
と茶化します
「○○さーん、手を挙げて下さ〜い」
とお姉さんまでノリだすのを、
「ダメA、別の○○さんが手ェ挙げちゃうから(笑)」
林さんが楽しげに制します
ちなみに演出は、良い意味でホントにアバウトで、大まかな設定の他はほとんどアドリブでやったそう
事細かに説明されるのでなく、「このシーンはこんな感じで…」と音楽で伝えられた事も度々
それが意外とイメージしやすくて、自由に演じられた部分も多かった事もあり、やりやすかったとお2人
今回の役はオーディションではなく依頼だったので、お2人ともご自分のキャラクターから、
『工サン→ミチル 林さん→サライ』
だと思っていたので、実際始まってみたら逆だったのには驚いたそうです
「でもお2人ともそれぞれに正反対の役という事は、お手本が近くにいて良かったですよね」
と言われ、お互いを自分の役の参考にしてましたと話していました
共通の知り合い(ルイト希望/笑)から話は聞いていたし、運転シーンがあるという事で撮影前に原宿デート(笑)をして、知人のお店に行ったりもしたとか
(これは質問のトコだったかも)
これも質問の時のトークだったかもですが、作中でのサライのナンパシーン、
「人生初のナンパをしました」
と告白した工サン
“でも逆ナンはされた事あるだろうな〜”とどうでもいい事(笑)と同時に、林さんはナンパ経験ありそうだよな〜と考えていると、
「僕も(ナンパ)した事ないんですよ」
明るくフレンドリーな性格だからてっきり…と思っていたのに意外な発言
(林さんファンの方ゴメンナサイ、決してヘンなふうに思ってる訳ではありませんι)
「その辺、臆病な2人ですから」
という工サンの言葉に林さんがウンAと頷いておられました
「でもこんなお2人にナンパされたら、ついてっちゃいますよねー♪」とお姉さんがファンを代弁すると、林さんが
「俺はきっと、ずっと一緒におると『うるさい!』ってウザがられるタイプだからι」
なんて事を仰います
そんなもったいない事する人いるんですか?
大歓迎ですよねぇ♪
だけど林さんは、男性だったり、女性でも慣れてしまったりすれば全然平気なのですが、『初対面の女性』には壁を作ってしまうとの事
「(年が)10コ下でも敬語使っちゃうもん、『あ、今日一緒にやらせてもらいます、よろしくお願いしますー』って」
「“やらせてもらう”って…(笑)」
……工サンよぅ、ナゼ笑う?(笑)
そこへ行くと、現地の人達はとってもフレンドリーだったと語る林さん
「『Hey you! 何してんの Boy?』みたいな」
そう表現すると、
「“何してんの”、日本語(笑)」
と、すかさず工サンのツッコミ
ホントに仲良しです◎
(関西ノリがバッチリの林さんが主にボケたり突っ込んだりしますが、工サンもそーゆうのお好きなのはファンの皆さんよくご存じですよね(笑)
トーク中、赤ちゃんが声を上げてしまうと、喋ってる途中でもイキナリ、
「あのシーンは、そうですね… 『(赤)ふぇ…!』 赤ちゃん大丈夫ですかー?」
と客席にもガンA声かけてました/笑)
工サン曰く、日本人の方がカベを作りがちなんですよね、だそうです
そうA、1日オフの日があって海へ行ったそうなんですが、ヌーディストビーチがあって、えらく動揺したようでした
(語るお2人の様子から/笑)
最初“ヌーディスト”の単語が出てこなくて、水着脱いでて皆裸で…! と林さんが手をわたAさせながら説明なさるんですが、
「裸って…裸族ですか?」
素なのかボケなのか解らないお姉さんのコメント(林さんの、裸族ジェスチャー(?)付/笑)も挟みつつ
「目が悪いんですけど、その時は2.5になりました!」
と林さん
工サンも負けじと
「俺は2.6…(笑)」
でもオスマン・サン○ン氏には負けるとかどうとか話してました(笑)
「結構、衝撃的なシーンがありましたが…」
サライがミチルに銃を向けるシーン、
工サンは、親友に銃を突き付ける心境とはどんなものだろうと考えた(悩んだ?)というような事も
「家族や友人、近しい存在だからこそ、愛情を裏返すとより深い憎しみに変わるのかもしれない」
と最近の悲しい犯罪にもチラリと絡めて述べておられました
この作品は『マンガ型』ではなく、読み手に投げかける形の『小説型』の映画で、日本では珍しいと仰ってました
ラストはこう、と終わり方を決めるのではなく、観てる人それぞれに色んなラストを考えられるような作品
工サンは、それで良いと思ったそうですが、
「けど、希望で言うと、最後2人には目ェ覚ましてほしいですね。元の親友の2人に戻ってほしい」
そう仰いました
ラストの形も実は何段階かあったらしく…
森へ行く車にサライも一緒に乗っていって、途中で降ろされるパターンもあったそうです
「走ってる車から突き落とすんですよ、『オマエ邪魔や、降りろ!』みたいに(笑)」
そして降ろされたサライがヒッチハイクでもして(?)、森まで追いかけてくる、のような
そこの説明が足りなくて、車の後ろを走って追いかけてくるサライ(笑)を想像されたみたいで、
「ターミネーター(ロボ・コップ?)みたいじゃないですか(笑)」
と、また笑いを誘ってました
で、森でケンカしてサライが負傷して(!)、気がついたらヒロインは消えている
「妖精みたいですね」とお姉さんが言う通り、何だったんだ一体…的な展開で、
ケガして現地で入院するハメになったサライを
「大丈夫?」
「…なワケねーじゃん」
みたいに見舞って、ミチルはそのままサライを置いて、先に1人で日本へ帰っちゃうという(笑)
「(このラストになってたら)ヒデー奴ですよね、俺!!」
…ごもっとも(笑)