【斬鬼丸（ざんきまる）】

　

　　栄治さん演じる大妖怪斬鬼丸。

　　　最強最悪と自ら言うが（まあ実際にはタンカをいう前に攻撃されて言えないが）、
　　　それは過去のこと。幸村と出会ってからの斬鬼丸はそうじゃない。

　　　幸村と雪村。
　　　２人の「ゆきむら」にもっと早く出会っていたら、
　　　彼は妖怪にならずにすんだのかもしれない。
　　　舞台で暴れまわっていた斬鬼丸は
　　　単純で能天気で、でも男気のある魅力的な生き物だった。
　　　彼がなぜ人間を恨むようになり、シオンにあやつられてしまったのか、
　　　個人的にそこが知りたい。

　

　　　イラストをみて思う。

　　　これくらいだったらよかったにと・・・
　　　栄治さんはもっと青かった気がする。
　　　演技がじゃなくて役がね。顔に肌色感がなかったイメージ。
　　　そしてずっとこのままだったから。最後の握手のときまで斬鬼丸だから。
　　　・・・栄治さんの素顔がみたかったよ〜！！

　　　もちろん斬鬼丸の雰囲気もばっちしでてますよん。

　

　

　

【暁（あかつき）】

　　　

　　　つっちー演じる結界師暁。

　　　左側の長い前髪が素敵なデコをかくしてくれてそれがかっこよさをプラス。
　　　全体的なイメージは黒。髪も漆黒だし、衣裳も黒。
　　　結界師というよりは裏の世界で生きている剣士みたいな感じにも思えました。
　　　呪術（でいいのか？まじない？）の他に剣をあやつったり、ケリをいれたりするのですが、
　　　雰囲気が「動」というより「静」、「陽」というより「陰」。
　　　そして生まれながらして決められた使命。束縛されながら生きていく人生。
　　　そうやってずっと生きていたのに、その人生が間違っていたと悟ってしまう・・・。

　　　

　　　イラストをみてぼんやり思う。

　　　そうヒゲが生えてたんですよね・・・（農民は実はヒゲ嫌い）
　　　でも気にならなかったのはなぜ？似合ってたからなのか？
　　　私が気にしないようにしてたからなのかな〜。
　　　多分、ぎらぎらした瞳の方が気になってあごまでみてなかったんだ。
　　　きっとそうに違いない（爆）。

　

　　　さすがイナイねーさん。一回みただけなのに雰囲気でてます。かっこいい！！
　　　そう私はこういう男に弱い（爆）

　

　

　

　

【遠藤悟（えんどうさとる）】

　

　　　大樹っちゃん演じる悟。

　　　幼馴染みの数馬とは対照的に、マイナス思考の典型的な弱い人間。
　　　現代、キレる若者ってこんなかんじなんだろうな。
　　　『弱くおどおどした若者』と『力を手にいれ狂気じみた生き物』
　　　キレるとはちょっと違うが、実際、彼は豹変した。
　　　強い人間にはきっと、悟の気持ちはわからないだろう。
　　　でも私には少しわかる。
　　　私も数馬よりは悟に近い人間だから。
　　　共感というのではないけど、なんとなくわかる。
　　　劣等感を感じると言うことは自分はだめな人間だと思っている反面、
　　　それを受け入れられないでいるプライドの高い人間なのかもしれない。
　　　もっと楽に生きればいいのに。
　　　まわりはそう思うかもしれないけど、楽に生きるのは簡単じゃない。
　　　自然にそうできる人にはわからないかもしれないけど。

　　　イラストをみてると悟の悲しみがよみがえってきます。

　　　語ってしまいましたが、
　　　難しい役どころを大樹っちゃんは見事に演じ分けましたよね。
　　　さすが役者さんだなと思います。
　　　とくに眼がすごかったです。
　　　おどおどとした焦点の定まらない弱い瞳。
　　　そして狂気にみちた瞳。

　　　自分に一番近いと思ったのは悟です。

　

　

　

　

　

【川嶋修二郎（かわしましゅうじろう）】

　　　わっしー演じる川嶋。

　　　良く言えば一途、悪く言えばオタク。
　　　いい意味でいうとポジティブ。悪い意味で言うとお気楽。
　　　いつまでも少年の心をもったピュアな青年。
　　　言い換えると単純明快。短くいうとおばか。

　　　斬鬼丸みたいに強くないのに。
　　　暁みたいに結界をはれるわけじゃないのに。
　　　数馬みたいに勇気があるわけじゃないのに。

　　　でも彼はステージで一番輝いていました。
　　　私達に元気を与えてくれました。

　

　　　ここに断言します。
　　　彼には笑いの神が降りている・・・と。

　

　　　イラストをみて癒されます。

　　　彼のひととなりはこの絵の笑顔に凝縮されていると思います。
　　　川嶋の１０分の１でいいから、ポジティブな気持ちを悟がもっていたら、
　　　彼は狂気に身をまかせずにすんだのかもしれない。

　

　

　

　

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